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“香り”がもつ美容効果~香りを取り入れ、より豊かな生活を~

人間には五感があります。視覚・聴覚・味覚・触覚…そして嗅覚です。香りは嗅覚によって感じとられます。
嗅覚は、目や耳からの情報とは違い、ダイレクトに脳に働きかけ本能や感情に結びつくもので、秘めたるパワーを持っていると言われています。
そして目には見えないものであるのにもかかわらず、人間の心や情緒・行動に大きく影響を及ぼします。
“いい香り”というものは、脳を通して肌に作用し、美容成分とは違うアプローチで美しい肌作りに役立っているのだそうです!

日頃、目と耳ばかり使っていると脳のバランスが悪くなり、次第にイライラやストレスといった精神的な疲労があらわれてきてしまいます。
ここでは、香りのもつパワーを知り、香りによって心身のバランスを整えていく仕組みをみていきましょう!

目次

香りを感じるしくみ

香りの成分は、それぞれ独特のバランスで混ざってできており、その組み合わせは無限。
そしてその混ざり合ってできた香りが鼻の中に入ってくると、鼻の嗅上皮にある約1000万個のセンサー(嗅細胞)が感知し、その電気信号が大脳に送られることで、香りを感じることができます。

これが“嗅覚”です。

嗅覚によって生き物は、
美味しそうないいにおい
→生きるのに大切な必要な食べ物
と判断したり、
腐ったにおい
→体に害のあるもの
と拒絶したり、
今までかいだことのない不思議なにおい
→警戒
したりします。
そして、過去の記憶とも結びつけて判断するものなのだそうです。

香りと美肌のメカニズム

香りと美肌とは、あまり関係がないように思われますが、自分の好みの香りをかぐ事で人間はリラックスモードとなり、毛細血管への入り口が広がることで血流を促進することが可能なのです。

健やかな肌をつくるためには、毛細血管の端から端まで血流を流し、酸素や栄養素を肌表面近くまで届けることが大切となります。

血流を促すことで、肌にも酸素や栄養が巡りやすくなるという意味で、美肌効果が期待できるというわけです。

香りと自律神経

香りは自律神経にも効果があると言われています。

自律神経とは、24時間、内臓や血管、体温といった体の働きを調節する神経で、交感神経と副交感神経の2つがあり、活動しているときに働くのが“交感神経”、休んでいるときやリラックス状態にあるときに働くのが“副交感神経”と言われています。
交感神経と副交感神経のバランスが保たれることで、自律神経が整い、人は心と体のバランス・健康状態を維持できるのですが、過労やストレス・プレッシャーなどによって自律神経はバランスを崩してしまいます。
そしてそれにより不調としてさまざまな形で体調に現れてきてしまうのです。
『香りを嗅ぐ』ことで取り込んだ成分が細胞や神経を伝い大脳に届き、その刺激が香りとして認識され、この直接的な刺激が副交感神経を高めることに繋がります。

自律神経について詳しく知りたい方は、こちらのブログもご覧下さい。

香りの効果

嗅覚は生き物が生きていく上で欠かすことのできない大切な感覚です。

そして、香りの種類によってもたらされる効果効能もさまざまです。
香りは判断材料のひとつでもあり、人は香りによって無意識のうちに心動かされているのでしょう。

つまり、香りは無意識でも感じられるものだからこそ、日常的に活用し、手軽に取り入れていただきたいものなのです。



おすすめの香り

リラックスしたいとき…(フローラル系)

リラックス効果があるものとして有効なのが、フローラル系の香りです。

代表的なものがラベンダーで、ラベンダーの香りはフローラルな甘い香りですがその甘さの中にもウッディな香りが含まれていることから、甘さがほどよいところが特徴です。
リラックス効果の他にも、鎮静効果や抗菌作用もあるため、頭痛や筋肉痛、胃痛や生理痛などの体の痛みを軽減する効果が期待でき、また、傷の回復を助ける作用や、皮脂バランスを整える働きがあるため、スキンケアとして取り入れることでニキビ予防にも役立てることができます。
そしてさらに、体の痛みの他に心身の落ち込みなどの改善にも効果があるため、普段から心身のバランスを整えたい方にもおすすめの香りです。

他に、同じくフローラル系であるジャスミンやローズも甘めの香りで、心を癒し穏やかにする効果があるため、リラックスしたいときには積極的にとりたい香りです。

集中したいとき…(ハーブ系、樹木系)

ミントやハーバル系など、ハーブ系でスパイシーな香りを用いるとスッキリとした気分で集中力が高まります。仕事や読書の際にも、ぴったりです。

ミントは怒りや興奮を静める働きがあります。香るとスッキリするため、頭痛を和らげたり、吐き気や乗り物酔いにも効果があります。

同じくハーブ系のローズマリーも、クールで清涼感があるので、頭をスッキリさせやる気を出させる効果があります。血行を促進させ、低血圧や手足の冷えの改善にも役立ちます。

また、シダーウッドなどの樹木系の香りも、不安感や緊張感を取り除き心を落ち着かせる作用があるので、集中力を高めたいときにおすすめです。

自分が好きな香りの中で集中できるよう、ルームフレグランスやお香などで選んでみてはいかがでしょうか!

気分を上げたい、すっきりさせたいとき…(柑橘系)

気分を上げたいときは、レモングラスのような爽やかな香りはいかがでしょうか。
気分をリフレッシュさせ、意識を高揚させる効果があります。

また、気分転換には、特定の香りではなく好きな香りを少し濃いめにつけるのもひとつの方法です。普段はリラックスできる香りでも濃くすることで、高揚感を高めることができますよ!

ぐっすり眠りたいとき…

甘めのお花の香りは、リラックス効果と鎮静効果があり、安眠効果が期待できます。
リラックスさせてくれるラベンダーには安眠効果もあり、安眠グッズでも多く使われたています。
内側からリラックスすることができ、自律神経のバランスを整える働きもあります。

不眠に悩んでいる方には、その他「カモミール」「ネロリ」「ベルガモット」「ゼラニウム」などもおすすめです。

女性特有の不調には…

女性特有の不調には、ゼラニウムやクラリセージがおすすめです。

ゼラニウムは、ローズのような華やかな香りに少しミントの様なハーブ調の香りが混じるグリーンフローラルのような香りで、自律神経やホルモン分泌のバランスを整え、生理前のイライラや、食欲が不安定なときに使うことで感情を和らげてくれます。そのため、精神的なストレスから現れる不調や、女性特有の症状に効果があるといわれています。

また、クラリセージも同様で、古くから女性ホルモンが不足するときによいといわれています。香りはハーブのような爽やかさと、甘さを持ち合わせた香りが特徴で、クラリセージに含まれる酢酸リナリルと、リナロールという成分によって、心を落ち着かせたり、緊張やイライラを和らげ、心をリラックスさせるなど、精神面に良い作用があると言われています。
また、酢酸リナリルを含む香りが脳に働きかけることで、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンとオキシトシンの分泌が促されると言われています。

女性特有の不調の緩和には、リラックスをすることが大切なため、ジャスミンやローズなどの香りも有効となります。

また、ラベンダーにも優れた鎮静効果があり、リラックス効果もあるため、生理痛が気になるときや不眠などにも有効です。

香りとのくらし

化粧品をはじめ、日常的なさまざまなシーンにおいて香りを効果的に使うことで、リラックスしたり、気分を高めたり、リフレッシュしたりと日常を豊かにすることができます。

毎日のスキンケア、入浴時や入浴後、移動中の車の中、一日のうちでたくさんの時間を過ごすその空間、一日の終わりの睡眠時…
香りは、色々な場面で取り入れることができます。

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そして、香りの種類は無限であり、感じ方も人それぞれ!
自分好みの香りをみつけ、香りとの生活を楽しんでみてはいかがでしょうか?
香りのパワーで美容に関わるホルモンの分泌も促していきましょう!

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